卒業式に思うこと
ここ数日は卒業式まわりのニュースも増えましたね。僕の住んでいるエリアでも先日専門学校の卒業式があったようです。
できる・できない
制限がある・ない
色々ありますが、少なくとも僕が高校までに経験してきた卒業式のような形は難しいのでしょう。
僕も大学の卒業式はありませんでした。
というのも東日本大震災の年の卒業だったから。
ゼミの後輩のはからいで、ゼミでの卒業式(追いコン)はありましたが全体でのものはできませんでした。
震災から2週間ほどのタイミング。都内の大学ではあったものの影響はあり、中止せざるを得ないという流れでした。
当時思ったことは、卒業式ができないことへの不平感ではなく「できないことは寂しいが、この状況は仕方ない。むしろ生活ができていることへの感謝の気持ちが強い」ということでした。本当に。
でも、追いコンがあったとはいえきっちりと区切りをつけられなかったような気持ちになったのも事実です。※引きずっている訳では無い。
当事者としてどんなことに打ち込んだか、どれだけの熱量を注いだか、はたまたそこまで強い思い入れは無かったのか……立場で色々感じることはあると思います。なんの未練も無い(卒業式別に無くても良い)という人もいるかもしれません。
そういう意味ではみんなにとって卒業式が必須なものであるとは思っていません。
個人的には1つの区切りとなる場が思うような形と違ったり、どこか中途半端になってしまうのはきっと悶々と考える時期が暫くはあるのかもな、とも思う今日この頃です。
今、節目を迎える人にとってその日が、
今は決して明るいと言いきれなくとも、
どうか人生の中でポジティブなものに変わることを願うばかりです。
いつか見た桜。
また気兼ねなく見られる日が来るのを待ってます。